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カンボジアで「14年振りの旅客列車の運行」と将来的なメリット考察

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先日の9日から、カンボジアでなんと14年振りに旅客列車が運行されましたね。

この一報はすでに3月21に鉄道運営権を持つ「ROYAL RAILWAY(ロイヤル鉄道)」によって発表されていたもので、お正月の帰省で需要が高まる4月9日〜の8日間、プノンペン・シアヌークビルを1日2便、期間限定で使用運転するというものでした。

期間限定とはいえ、カンボジアに電車が走りますよ!

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第一報でまさかのテンションダウン

カンボジアではフランス統治時代に鉄道が建設されていましたが、その後の内戦で破壊された後、その後一時期旅客社が走ったことはあったものの、基本的にはずっと運休状態だったんですよね。

そのカンボジアに電車が走る!!

この一報を見たときは「すげぇ!」とテンションの上がった僕ですが…、正直、すぐその熱は冷めてしまいました。

何故かというとプノンペン・シアヌークビルを結ぶこの運行(途中でタケオとカンポットで停車する)全体で266kmの道程となるのですが、それになんと約8時間もかかるというのです。

ちなみにプノンペン・シアヌークビル間を車で移動すれば、混み具合にもよりますが途中休憩を含めても4〜5時間程度(バスでも5〜6時間)で行けちゃうわけで。

それから比べると倍近い時間を要するわけですよ。

ちなみに電車の料金は7ドルと良心的な価格設定ですが、数ドル足せばエアコンの効いた快適なバスに乗れることを考えると…、どちらにしてもあまり魅力を感じなかったんですよね(^^:)

 

そして気付かされる「その価値」!

ただ先日、下のニュースの一文を見て、ちょっとドキッとさせられました。

カンボジア、旅客列車が14年ぶり復活…でも期間限定 260キロを8時間以上で走行

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カンボジアの首都プノンペンと南部シアヌークビルを結ぶ鉄道で9日、旅客列車の運行が期間限定で再開された。カンボジアでの旅客列車運行は14年ぶり。

(中略)

再開第1号の列車に乗った旅行会社勤務の男性(26)は「列車に乗るのは生まれて初めて。誇らしい気持ちだ」と話した。

カンボジアではプノンペン-シアヌークビルのほか、プノンペンとタイ国境の西部ポイペトを結ぶ鉄道路線がある。(共同)

出典:産経ニュース
※ 太文字は当ブログで加工

 

外国人の僕からすれば、「遅いし不便!」と一蹴してしまっていたこのニュースですが、現地の人からすれば「列車に乗るのは生まれて初めて。誇らしい気持ちだ」となるのは当然ですよね!

だって自分の国ではじめて電車に乗ったわけですから!

日本ではじめてテレビが普及しはじめた時、街頭の白黒テレビに人だかりができたと聞きます。きっと日本ではじめて電車が走ったときも、多くの人が熱狂したことでしょう。

カンボジアでは今まさに、それと同じことが起きていたんですよね!?

そんな歴史的な1日を、「遅いし不便」と一蹴していた自分のセンスの無さを恨みます(TT)

カンボジアに電車が走る将来的なメリット考察

今は8時間かかる電車ですが、これが定期運行になって新型の車両さえ導入されれば、時間なんてすぐにでも短縮されます。

そうなると今はトラックに頼っている陸上輸送に大きな運搬能力を持つ電車が加わることで、時間と運送コストを大幅に改善してくれるでしょう。

ディーゼルが多いトラックに比べて電車なら二酸化炭素の排出量の軽減(環境保全)にも期待ができますし、他にも交通渋滞や事故の緩和、加えて大型トラックの走行に起因する道路へのダメージ軽減、更には継続的な雇用の創出など…

少し考えればこの国に電車が走るメリットは数えきれません。

それに電車という「移動や輸送手段の選択肢が増える効果」をカンボジア人が実際に目にすることは、何かと反対運動の起こりがちなカンボジア社会に大きな影響を与えてくれるかもしれません(最近も近隣住民の反対によりプノンペン市内と空港を結ぶ高速道路の建設が中止になったところです)。

 

そんな歴史的な日になりうる初日の運行を、「遅いし不便」と一蹴していた僕w

カンボジアで働くからにはカンボジア人の目線でものを考えるようにしてきたつもりですが、まだまだ思慮が足りて無いですね(^^:)

遅ればせながら今からでもこの歴史的なテスト運行を喜び、他の路線も含めて早く定期運行に移行することを期待して止みません。

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出典:ROYAL RAILWAY

 

 

今日もありがとうございました(^^)



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