120e27c6a6ee537f3443f49dc65e7331_s

カンボジアで熱中症は大丈夫?(後編)

ctg07



スポンサーリンク


昨日の前編で『カンボジアでは気温こそ高いのですが、湿度は日本ほど高くありませんので、実は熱中症にはなりにくい環境なんです♪』と書きました。

そこで今日の記事を書く為に「カンボジアの湿度って実際何%くらいなんだろ?」と、軽い気持ちでネット検索してみると…、何とも恐ろしい記述を見つけてしまいました(^^:)

ランキングサイトに参加中

にほんブログ村

ブログランキング

クリックで応援お願いいたします

 

カンボジアの地味な生活情報を日本一熱く語る、げん 改め けん がお届けします。

 

月間のデータで見ると、カンボジアは熱中症になりやすい!?

その恐ろしい記述というのが下のこちらです。

年間通しての平均気温は約28度となり、12月~1月が低く、月間平均気温が最も低い1月は約15度と早朝及び夜間は少し肌寒い。最も高い3月~4月は、平均29度~30度になり、日中の気温が40度に達することもある。年間平均湿度は76.8%となり、最も湿度の高い9月には、月間平均湿度が84%となる。山岳部を除き、プノンペンやシェムリアップといった主要都市による差異は少ない。

出典:Cambodia Krorma Magazine(※ 太文字は当ブログにより加工)

 

他ならぬKrormaさんの記事なんで、適当に書いているとは思えません。ただ体感とあまりにギャップがあり過ぎて、これを読んだとき3メートルぶっ飛びました。

奇しくも今日は4月1日。

エイプリルフールということで、Krormaさんが僕が読むであろうこの記事に、ちょっとしたイタズラをしたんですかね(^^:)?

そう思ってしまうほど、実感とこの記述に差異があるんですよ!

にわかには信じられず、更に詳しく調べてみました。

 

プノンペンと東京の湿度比較

Cambodia(Phnom Penh)
average-relative-humidity-cambodja-phnom-penh

Japan(Tokyo)
average-relative-humidity-japan-tokyo

出典:World Weather & Climate Information

 

上記のグラフで見てみても、湿度が低い月でも70%〜、通年でみるとなんと7ヶ月以上の月で湿度が80%を越えているではないですか!?

参考までに日本(東京)と比較してみましたが、なんと全ての月でカンボジア(プノンペン)の方が湿度が高い結果となっています!

 

熱中症になりやすい原因をおさらい

ちなみに熱中症に関わる気象条件として「気温」「湿度」「輻射熱」「風速」の4つの要素があると言われているのですが、上の湿度のグラフを参照した「World Weather & Climate Information」さんでは「湿度」以外にも「気温」や「風速」もグラフ化されています。

言うまでもなく「気温」はカンボジアの方が暑いに決まっていますし、「風力」では若干カンボジアに分がある(風が強い)ものの、さほど大きくは変わりません。

「輻射熱」のみここではデータ化されていませんでしたが、輻射熱を簡単にいうと太陽の直射日光などによる熱量のことなので、これも間違いなくカンボジアの方が高いですよね。

つまりこのデータによると、4つの項目のうち確実に3つの項目で日本(東京)よりカンボジア(プノンペン)の方が熱中症になりやすい条件が揃っていることになってしまいます。

 

それでも「カンボジアの方が熱中症になりにくい!」と思う理由

ここまで長々と書きましたが、実はコレを書き始める前には『今までご紹介したデータ(=熱中症になりやすい)』と『自分の体感(=熱中症になりにくい)』のギャップの理由を突き止めていました(^^)

じゃあ「もったいぶらずに早く書け!」と言われそうですが、上のような記述やデータを見た方が「カンボジアって過ごしにくいんだ!?」と思われては残念なので、あえて続けて書かせてもらいました。

もちろん今までご紹介した「記述やデータが間違っている」と言いたいわけではないのですが…

色々ご説明する前に、まずはデータを見てください。

 

時間帯ごとのプノンペンと東京の気象状況

Cambodia(Phnom Penh)w-pp

Japan(Tokyo)w-jp

出典:WORLD WEATHER ONLINE

 

上の表は(これを調べた時点で最新の)2016年3月30日のプノンペンの3時間ごとの気象データで、その下に東京の暑い時期(2015年8月1日)の3時間ごとの気象データを並べてみました。

もちろん1日だけ比較してすべてを語ることはできませんが、注目していただきたいのはカンボジアの覧、下から2つめの湿度(Humidity)の部分です。

この日はちょっと低めではあるものの、他の日を見てもこの時期の日中の湿度は、おおよそ30〜40%くらいの日が多いんです。

それに比べて東京の日中では、他の日を見ても(晴れの日は)おおよそ50〜60%の湿度がありましたから、このデータで見比べればカンボジアの方が湿度が低い結果となります(しかも体感温度はカンボジアより東京の方が高い!)

 

それではどうして月間の比較になるとカンボジアの方が湿度が高く表示されているのか、計算方法など謎な部分はありますが…、そもそもこのデータに限らず、カンボジアの統計は鵜呑みにできないことも多々ありますからね(^^:)

ただ体感的には、最後にご紹介したデータの方がどうもシックリきます。

 

データをWBGT値(暑さ指数)に当てはめてみる

話題が少し「熱中症」から外れてしまっていますので、最後にこの3時間ごとのデータを下のWBGT値(暑さ指数)を算出する表に当てはめてみると…

120322os4
画像:CITIZEN

WBGT値比較  プノンペン(2016年3月30日) 東京(2015年8月1日)
時間帯 WBGT値 判定 WBGT値 判定
01:00 25 警戒 29 厳重警戒
04:00 24 注意 29 厳重警戒
07:00 25 警戒 30 厳重警戒
10:00 28 厳重警戒 33 危険
13:00 30 厳重警戒 33 危険
16:00 29 厳重警戒 32 危険
19:00 28 厳重警戒 32 危険
22:00 29 厳重警戒 29 厳重警戒

※ 東京のデータの時間は各「マイナス1時間」となっております

ご覧いただいた通り、ほとんどの時間帯で東京の方がWBGT値が高い(=熱中症の危険性が高い)結果となりました。

 

まとめ

上記で示したデータはあくまで気温と湿度のみで算出したものとなりますので、昨日も言いましたが日差し(輻射熱)の強いカンボジアでは、熱射病に油断は禁物です!

くわえて、はじめにご紹介した月間の気温や湿度でWBGT値を計算すると、また違う結果(カンボジアの方が熱中症になりやすい)となります。

どちらのデータを信じるべきかはさておき、これらはあくまで目安に過ぎませんので、やはりご自身の体力に見合った暑さ対策をすることが大切です。


本当はもっとカンボジアの暑さ対策などについて書きたいことがありまして、後半では当初違うことを書く予定にしていたのですが…

天気のことを調べるだけで予想以上の時間がかかり、今日はもう完全に力つきました(==)

また機会があれば続きを書くかもしれませんが、今日は一旦これで終了とします。

 

今日もありがとうございました(^^)



スポンサーリンク