acid01

硫酸攻撃 (Acid Attack) の恐怖とカンボジアでの発生傾向

ai06



スポンサーリンク


みなさん こんにちは(^^) カンボジアの地味な生活情報を日本一熱く語る、げん 改め けん でございます☆

クリックでランキングへご協力下さい!
にほんブログ村 海外生活ブログ カンボジア情報へ 
にほんブログ村 カンボジア(海外生活・情報) ブログランキングへ

 

カンボジアで「Acid Attack(硫酸攻撃)」という重要犯罪があるのをご存知でしょうか?

恨みなどを持つ相手に故意に硫酸をかけ、相手の命やその後の人生を脅かす非人道的なこの行為。カンボジアに限らず東南アジアなどの途上国ではよく耳にする犯罪なので、ご存知な方もおられると思います。

acid01
写真:CASC

硫酸攻撃に対し包括的な支援(被害者への支援や国家への法整備の働きかけなど)をする団体「Cambodian Acid Survivors Charity (CASC)」によると、カンボジアで硫酸攻撃に関する法律が施行されたのはつい最近の2012年1月。

それまでも社会問題にはなっており模倣犯なども多く存在しましたが、法整備がされたことで、その発生件数は大きく減少しています。

とはいえ、まだ無くなったわけではありません。

つい最近も、硫酸攻撃による悲惨な事件が起こりました。

 

夫の浮気相手に酸掛け殺害=40歳女に終身刑-カンボジア

【プノンペンAFP=時事】カンボジアの首都プノンペンの地裁は24日、夫の浮気相手に酸を掛けて殺害した衣料品工場従業員の女(40)に対し、殺人罪で終身刑を言い渡した。

被告の女は3月、警備員の女性(20)に酸を掛けたとして逮捕された。女性は顔と体に重度のやけどを負い、入院先の病院で2週間後に死亡。女は、この女性が「夫と交際していたことに腹を立てた」と供述していた。
カンボジアでは、比較的安価に入手可能な酸が「報復」に使われるケースが多く、プノンペンでは6月にも、自分の夫と浮気していた妹(17)に酸を掛けた疑いで、25歳の女が逮捕されている。政府は酸の販売規制を強化するとともに、こうした犯罪に厳罰で臨んでいる。(2015/08/24-16:31)

出典:時事ドットコム

 

亡くなられた方のご冥福をお祈りするのは当然ですが、仮に一命を取り留めたからといって「良かったね」では済まされないのが硫酸攻撃の怖いところ。

興味のある方は「Acid Attack」で画像検索していただければと思いますが、命が助かってもその傷跡は一生消えず、本人はもちろん、その家族にもその後の人生に多大な影響を与えます。

 

ではこのような悲惨な事件は、どのくらいの頻度で起こるものなのでしょうか?

在カンボジア日本国大使館の安全情報から、重要犯罪件数を見てみましょう。

 

重要犯罪件数(2011〜2014年)

犯罪種別 2011年 2012年 2013年 2014年
強盗 218 240 315 251
殺人 268 290 234 213
強姦のみ 340 279 215 226
強姦殺人 16 8 7 6
監禁(身代金目的) 5 2 3 6
監禁(その他) 9 9 4 1
手榴弾攻撃 4 8 8 9
硫酸攻撃 0 2 3 2
偽造通貨使用 1 2

※ 「ー」はデータ無し
出典:在カンボジア日本国大使館 安全情報より作成

 

こうして見ると他の重要犯罪に比べ、硫酸攻撃の件数は非常に少ない件数です。

ただ、この数字はあくまで「大使館が把握している件数」です。

ちなみにCASCが発表した「Annual Progress Report 2014」内で掲載されている件数と見比べてみましょう。

acid02
出典:CASC

表のタイトルは「カンボジアの硫酸攻撃の生存者」とあるので、この数字は被害者の総数ではない(死亡件数を含んでいない)かもしれませんが、それでも安全情報の数字とは解離があります。

法整備がなされる前の2011年以前の数字に関しては大使館が把握できていないのは仕方が無いとして、2012年以降も大使館の発表する件数とは違いがあるんです。

大使館の発表している件数はあくまで政府から提供された数字でしょうから、実際に事件にならなかった(泣き寝入りや訴える手段を知らない人も多い)件数などを含めると、このような解離があるのは当然です。

しかもCASCによると、表の数字ですら「氷山の一角」でしかなく、実際にはもっと多くの被害があるだろうと言われています。

 

では実際にどんな方が、この硫酸攻撃の被害にあっているのでしょうか?

acid03
出典:CASC

他国では女性が被害に会うケースが多いとされている硫酸攻撃ですが、カンボジアでは女性44%(子供を含めると53%):男性40%(子供を含めると47%)と、男女比に大きな偏りはありません。

しかも16%も子供の被害があるのがいたたまれません。

 

次に犯行に至る動機を見てみましょう。

acid04
出典:CASC

一番多い「Unknown(不明)」が27%もあるのが恐ろし過ぎますね。心当たりが無い(自覚がない)内に狙われることもあるなんて、ちょっと怖いです。

続いて2番目に多い「Accident(事故)」が21%で、これは襲撃前の運搬中のトラブルなどが含まれます。

3番目は「Mis Target(女性を狙った犯行)」が18%とありますが、これは「女性なら誰でもよかった」っていう意味ですかね?

更に「(Perceived) Infidelity(浮気・不倫)」が14%「Hate(憎悪)」が6%「Jealousy(妬み)」が4%と続きます。

そして2%に「Family Dispute(家族の紛争)」、「(Attempted) Suicide(自殺未遂)」、「Business Dispute(ビジネス紛争)」が並び、1%では「Domestic Violence(家庭内暴力)」、「Land/Property Dispute(土地・不動産の紛争)」、「 Dispute(口論)」、「Robbery(強盗)」となっています。

 

上記をご覧頂いてわかるように、多くが「怨恨による犯行」です。

普段はニコニコ穏やかなカンボジア人ですが、一度怒りだすと割と激しい人が多いのは、僕も何度か目撃しました。しかも「そんなことでそんなに怒る?」と、沸点が分かりにくいこともあるので困ります(^^:)

もちろんカンボジア人と喧嘩になったからといって、すぐ硫酸攻撃になる訳ではありません。普段から硫酸を持ち歩くようなヤバい奴なんてそういませんから、突発的に犯行に至ることもないでしょう。

だからこうした計画的な犯行は、よほどの怨念を持たないと実行できません。

 

とはいえ、気をつけるに越したことはありません。

幸い邦人被害は聞いたことはありませんが、仮に受けてしまうと人生を大きく変えてしまう硫酸攻撃。

そうならない為にも、明日、もう少しこの話題を続けます。

 

参考になりましたら、クリックで応援お願い致します☆

にほんブログ村 海外生活ブログ カンボジア情報へ
にほんブログ村

カンボジア(海外生活・情報) ブログランキングへ

今日もありがとうございました(^^)



スポンサーリンク