eye-160408

カンボジアで「絶滅」と指定されたトラ、それを食べるカンボジア人

ctg08



スポンサーリンク


先日、カンボジア人を含む数名でランチを楽しんでいたときのこと。

話題が「日本とカンボジアの食文化の違いについて」になった時、可愛いらしいカンボジア人女性から、耳を疑うような衝撃のひと言が飛び出しました。

ランキングサイトに参加中

にほんブログ村

ブログランキング

クリックで応援お願いいたします

 

カンボジアの地味な生活情報を日本一熱く語る、げん 改め けん がお届けします。

 

耳を疑う彼女の衝撃の言葉

「私、トラ食べたことあるよ。」

確かに僕が「日本人が驚くようなもの食べたことある?」と彼女に質問したんです。ただ(こちらから質問しておいてなんですが)どうせヘビとかトカゲとか、そんな類いのものが出てくることを予想していたんですよね。

ところが彼女、特別ドヤ顔することもなく(むしろ表情ひとつ変えず)当たり前のようにトラを食べたというんです。

こちらの気持ちの整理がつかない間に、「そういえばゾウも食べた」と続ける彼女。

まさか20代前半の可愛らしい彼女の口から、こんなディープな話が出てくるとは思ってもいませんでした(^^:)

 

トラやゾウを食べるのは違法!ただ…

ちなみにさすがのカンボジアでも、トラやゾウを食べるのは違法です。

公益財団法人世界自然保護基金ジャパン(WWFジャパン)のHPでも、「希少な野生生物の保護」というページに、割と目立つようにトラの写真が使われているくらいですからね(^^:)

wwf

しかも文中には「トラ、アフリカゾウ、クロサイ、ジャイアントパンダ…いま、世界では、数多くの多様な野生動物が、絶滅の危機に追い込まれています。」と記されていますが、その筆頭にトラ、続けて(アフリカ)ゾウがあげられているくらいですよ(^^:)

普通に考えれば、そりゃ食べちゃ駄目です(笑)。

だけどもしカンボジアにパンダやコアラが生息していても、きっと彼らならそれも食べちゃうでしょうね(^^:)

それくらいカンボジア人は基本的には何でも食べます。

 

念の為、その後何人かのカンボジア人に「トラやゾウ食べたことある?」と聞いてみましたが、僕が質問した若い人の間では、食べたことのある人はいませんでした(妙に安心しましたw)。

ただし年配の方になると、ポルポト時代に地雷などで負傷(もしくは死亡)したトラやゾウを食べた経験のある方が増えるようですが…、これはまぁ仕方ないですよね。

 

ということで現在においては、幸いにも冒頭の彼女はカンボジアでもレアなケースのようですが、「取り締りがある」ということの裏を返せば、つまり食べる(もしくは売る)人がいるということです。

それを証明するかのように、カンボジアでは今トラが絶滅の危機に瀕しています。

カンボジアのトラが「絶滅」、政府は再導入計画に着手

img_a6b4f89ef897b0bae0c1f785c83fe98b244088

【4月6日 AFP】カンボジアの環境保護当局や団体が同国に野生のトラを再導入する大胆な行動計画に着手する中、環境保護活動家らは6日、同国のトラが「(種の存続が不可能であることを意味する)機能的絶滅」の状態であることを初めて認めた。

世界自然保護基金(WWF)は声明で「カンボジアには現在、トラが繁殖できるだけの個体数が残っていない。そのため機能的絶滅にあると判断される」と述べた。

WWFによると、カンボジアの森林にはかつて多くのインドシナトラが生息していたが、トラとその餌となる動物の両方の大量の密猟により、トラの個体数は激減した。2007年に同国東部モンドルキリ(Mondulkiri)州に設置された自動撮影カメラが捉えた個体が、同国で最後に目撃されたトラとなった。

その一方、トラの個体数を回復しようと、カンボジア政府は先月、モンドルキリ州の保護林にトラを再導入する計画を承認した。当局者によると、トラに最適な生息地を多数つくり、警備の強化で密猟からトラを保護する他、トラの餌となる動物の保護も行うという計画だ。

出典:AFP BB NEWS

 

もちろんこれだけトラが激減している原因は「カンボジア人が食べちゃった」だけなハズがありません。規制や監視の緩いカンボジアを狙って、周辺国から密猟者が来ていることは想像に難くありませんよね。

 

なぜトラが絶滅に追いやられたのか?

トラは世界的に絶滅が危惧される動物ですが、その生皮や骨、歯やヒゲまでもが闇市場では高価で売ることができます。

儲かるとなると、密猟をやめさせることは困難でしょう。

何たって中国では「全国民が愛する」と言っても過言では無いはずの、国獣のパンダですら密猟のターゲットになっているそうですからね(「熊の手」ならぬ「パンダの手」が特に高値で取引されるらしい)。

生きる為に食べる為ならまだしも、装飾品や贅沢品の為にひとつの種を絶滅に追い込むなんて、人間というのは本当に罪深い動物ですよ。

 

ちなみにカンボジア政府が支払うべき、今回トラの再導入にかかるといわれている予算は2000万~5000万ドル(約22億~55億円)!

昨日のケップのお話もそうですが、自然は壊すのは簡単だけど、守るのは実に大変ですよね。

カンボジアのような後進国はどうしても周辺国に資源や自然を奪われがちなので、早く法整備や環境整備が整うことを期待して止みません。

今日もありがとうございました(^^)



スポンサーリンク