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定年後に海外に住むならカンボジアがイチオシ、というのは本当か!?

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ネットを見ていたら「海外に住むならカンボジア 有名旅行作家イチオシの理由」というちょっと興味を引かれる記事をみつけました。

基本的にカンボジアへポジティブな記事は賛同したいところですが、ちょっと思うところもあり、僕の考えをまとめてみました。

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カンボジアの地味な生活情報を日本一熱く語る、げん 改め けん がお届けします。

 

海外に住むならカンボジアがイチオシ!?

冒頭でも書いた通り、定年後の海外の移住先としてカンボジアを推薦してくれている記事を見つけました。

まずは記事の冒頭を引用してご紹介したいと思います。

海外に住むならカンボジア 有名旅行作家イチオシの理由

定年後の選択肢のひとつに「海外のロングステイ」が加わって久しい。裏事情にも精通している旅行作家・下川裕治氏によれば、今、イチ押しはカンボジア。

「銀行への預け金が不要でロングステイの条件が厳しくないなど理由はいくつかありますが、一番のポイントは『働ける』。『定年後はゆっくりしたい』と話していても、日本人は必ず働きたくなる。生きる楽しみのひとつになるし、アジアの他国と日本の経済格差は縮まっており、生活費が結構かかるからです」

出典:日刊ゲンダイDIGITAL

 

 

確かに記事にも書いてある通り、欧米諸国はもちろん、アジアで住むにも予想外に生活費がかさみます。

【関連記事】カンボジアで現地生活への耐性による生活費の違い:家賃編

そこで「定年後の生きる楽しみ+生活費の足し」にと、海外で働きながら生活をするというのも悪くはありません。

ただタイやマレーシアなどではロングステイ用のビザを取ると働けません。

それに比べてカンボジアでは、そもそも長期滞在するにはビジネスビザで入国することになりますから、おのずと働きやすいというのは納得の理屈です。

ただそれだけを取ってカンボジアは「住みやすい」「働きやすい」と言えるかといえば、在住者としてはちょっと補足したい気持ちになるんです。

 

カンボジアは住みやすい!?:言葉の壁

海外で移住するには、特定の地域を除いて基本的に外国語が必要になります。

幸いなことにカンボジアはアジアの中でも有数に英語が通用しやすく、現地のクメール語ができなくても仕事や生活には大きく差し障りがありません。

英語は日本でも義務教育で何年も勉強していますから、そういう意味では他の言語をイチから学ぶよりはかなりハードルが低いと言えます。

ただ、定年後の生活を考える世代の方で、実際に生きた英語を使える方ってどれくらいおられるでしょうか(^^:)?

もちろんお金を払えば通訳をつけることだってできますが、少なくともカンボジアでは日本語のできる通訳スタッフは割と高給取りです。

日本語のレベルによりますが、プノンペンでは安くても200〜300ドルはかかりますし、そのくらいの金額で雇えるカンボジア人は日本語もあまり達者ではありません。

仮に貴方に特別な経験やスキルがあれば会社は喜んで通訳を付けてくれるでしょうが、そういった方は稀でしょう。

やはり海外で働くのであれば、語学力は必須なんですよね。

もちろんカンボジアへ来る段階で完璧に英語を話せる必要はありませんが、少なくともカタコトの会話が成り立つレベルを持ち、その上で仕事をしながら「語学を習得する!」くらいの心構えは必要になるでしょう。

 

カンボジアは働きやすい!?:就職の壁

先ほども軽く触れましたが、貴方に特別な経験やスキルがあれば、カンボジアで仕事を探すのは比較的簡単かもしれません。

カンボジアは若い国ですし、技術や経験を持ったスタッフが少なく、彼らを育成できるような人材ならなおのことです。

特に海外での新規事業開拓に関わった経験や、建築の現場管理や農業など、知識と経験の必要なジャンルでは特に重宝されるかもしれません。

とはいえ、そういった特別な経験をお持ちの方は、海外でなくとも日本でもきっと重宝されるはず。

厳しい物言いになりますが「日本で通用しない方でもカンボジアだから通用する」というほど甘い世界ではありません。

もちろん給料にこだわらなければ仕事を探すハードルも下がりますが、条件の良い求職に出会えるかはもちろん運の要素も多分にあります。

だからお金に余裕の無い状態で飛び込んでしまうと、ちょっと痛い目にあうかもしれませんよ。

 

カンボジアは住みやすくて働きやすい!?:価値観の壁

カンボジアは仏教の教えが浸透しており、年配を敬う姿勢など、日本と通じるところが多々見受けられます。

そういった意味では比較的価値観の近い部分もあるのですが、やはり住んでみると圧倒的に価値観の違いを痛感します。

ちょうど先日も、僕の友人とこんな話をしたところです。

友:以前自分ところで働いてくれて信用してたスタッフが、今の職場でお金を不正に取っているかもしれない(疑惑のみで確定ではない)。

僕:自分のところでは絶対やられたくないけど、今のカンボジアを日本の戦後と考えるなら、彼の行動も一概に「悪」とは決めつけられないよね。

友:確かに日本の戦後は、◯井だって◯菱だって、どこもどさくさに紛れて儲けてますからね。

二人:沈黙

 

ちょっとはしょって書いていますが、大まかに言えばこんな感じの会話でした。

改めて文字に起こすと、かなりヤバい内容ですよね(笑)。

これはちょっと酷い例ですが、海外で住む以上は今の日本の価値観では計りきれないような出来事が日々続々と起こります。

問題は大なり小なり起こることを前提とし、海外に移住するならその問題を貴方が「楽しめるタイプの人間か?」か、はたまた途中からでも「割り切って吹っ切れる人間か?」というのがとても重要なポイントです。

頭ではわかっていても、これが中々難しい!

僕はどちらかといえば「楽しめるタイプ」というより、「割り切って吹っ切るタイプ」の人間ですから、割り切っているつもりでも小さなストレスは今でも溜まりますし、移住当初は今よりもっと溜めていた記憶があります。

 

ちなみに冒頭でご紹介した記事の有名旅行作家、下川裕治さんはハッキリいって(良い意味で)変態です(笑)。

僕も下川さんの著書を読んだことがありますが、きっと彼はそういったトラブルを「楽しめるタイプの人間」だと思うんです。


だって下川さんの著書にはちょくちょく「まずい料理」の話が出てくるのですが、どうもそういった出会いを喜んでいるように思えるふしがあるんです。

同じような感覚でトラブルがあっても、きっと「良いネタができた!」くらいにしか思ってないんだと思います。

流石は旅の達人、こういった感覚は見習いたいものです。

 

とはいえ、やっぱりオススメ・カンボジア!

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せっかく下川さんがカンボジアをオススメしてくれているのに、ちょっとネガティブな話が続きました。

ただ結論を言えば、僕にとってもカンボジアは当然おすすめの国!

そして冒頭の記事も最後まで読めば、ぐうの音も出ない納得の締めくくり方をされています。

カンボジア人の夫と結婚し、カンボジアに住んで10年になる矢羽野晶子さんは「婚姻ビザもなく、長期滞在者は大人も子供も労働ビザ。申請時に証明書は不要で、空港で申請すれば最短3カ月からOK。延長も旅行代理店ですぐに可能です」。そのためか、この数年でカンボジアに住む日本人が急増していると話す。

ただし、両者が口をそろえるのは「外国における日本人の“社会”は想像以上に狭く、ウワサは筒抜け。日本の方がよほど自由」ということ。しかも、前述のように経済格差が縮まっている。「わずかな日本円でぜいたくな生活」は夢のまた夢だ。

「ロングステイをするなら意気込まず、『3カ月程度から』と軽い気持ちで。そういう意味でも、カンボジアがいいと思うのです」(下川氏)

出典:日刊ゲンダイDIGITAL

 

つまり僕が「言葉の壁」「就職の壁」「価値観の壁」など色々書きましたが、結局は自分で来て感じてみなければ本当のことは何もわかりません。

とりあえず3ヶ月程度、軽い気持ちで生活をはじめられるのがカンボジアの魅力ということでしょう。

 

ちなみにカンボジアのもうひとつの魅力として、カンボジアでは米ドルが普通に使えます(自国通貨のリエルはあるが、実質米ドルが主流)。

幸い今は円高にふれていますので、円を持ってくれば普段よりもっと過ごしやすいですよ!

まずは気楽な気持ちでお越しいただき、トラブルも含めたカンボジアの魅力を楽しんでみてはいかがでしょうか。



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